優しくて切なくて、ちょっぴりホラーな児童小説

巧みで繊細な描写が読み手の網膜に色鮮やかな水族館の情景を浮かび上がらせます。
また全体に子供らしい純粋さが満ち溢れていて、それが魂を弄ぶことの悪や海洋生物たちの悲哀をよりいっそう引き立てる陰影を醸しているように思えました。
できれば多くの子供たちに読んで欲しい。素直にそう感じられた作品です。

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