導入の掴みが

音楽との関連を見出せずとても惹きこまれる作品でした!

序盤で挟まる語呂がいいという言葉はとても共感できるものでした・・・!
本来の発音よりもこっちではないか・・・という声に出した響きはとても感覚的でありながら重要だと思います!

語り手である主人公が自分を曝け出してもなお高感度が上がる魅力を秘めていながら、さらにバディの扱いがとても素敵でした!
名前や姿・形がとても明確にイメージできる上に喋らずとも愛嬌が感じられるという頼もしい存在ですね!
そんな怒涛の導入からあらすじにある通りの本題へ入り、ここから他のキャラも含める形になるのですが、掛け合いがとても秀逸です。お互いの認識を嚙合わせるだけでここまで頬を緩めてくれる作品はなかなかないでしょう!

ですが、読み進めればドタバタだけでないこともはっきりと感じることができます!
演奏の情景もさることながら、その合間に入る心情がより一層読み手の情緒を揺さぶってくれるでしょう!

そんな不思議な卵と共に歩む物語。みなさんも耳を澄ましてみてはいかがでしょうか?

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