「メドゥーサの失恋」の後日譚。ではありますが、未読でも、(一応は)読めます。主人公の女性は、人生に傷つき、愛する相手の人生の為にその手を離した過去を持ちます。それは、自分で選んだことだったけれど……。ざざあ……ん。ざざあ……。波音を聴きながら。ざざあ……ん。ざざ……。ただ一人、あの人のことを思う。そんな一時。文章のそこかしこから、胸が締め付けられるような切なさと、寂寥感と、潮の匂いを感じます。ぜひ、ご一読を!
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