悲劇はいずれ狂気へと変わり、そして悍ましさを加速させていく

幸福は衰え、悲劇が彼女を打ちのめした。
けれど代替品であるはずの慰みがやがて彼女を蝕んでいく。
やがて現れたのは剥き出しの狂気。
そこには悔恨や自責は微塵も存在しない。
そして本能のままにそれを守ろうとする彼女はやがて自身をも犠牲にして狂気そのものとなっていく。
まるで行き先の知れないジェットコースターに乗ってしまったかのような恐怖の加速。
できれば体調の良い時にお読みください。

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