月に寄せる三十句

「僕」と「君」そしてお月さま。毎日変化していく月、さまざまな顔を見せる月を「僕」は「君」と眺め、その美しさに目を奪われながら、同時に「君」の横顔や後ろ姿にもそっと目をむけます。

たった十七文字のなかに余韻ただようドラマが広がっています。今宵の月を愛でつつ、一句また一句とゆっくり味わっていただきたい作品です。

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