倒錯して崩れ落ちていく理性が必死に叫ぶ。狂おしく叫ぶ。官能的に叫ぶ。誰か僕を…言葉の続きはどうぞ本編で。禁忌の扉は開いておりますゆえ。
BLなんて言葉でくくれない掌編です。問題は男同士ということじゃない、絶望の果てに見つけた愛、それは――たった1,300字なのにオチにゾクッとします。言葉の選び方も秀逸。ぜひ読んでみて。
冒頭からセンスのある語りです。容赦ない嵐に翻弄される『僕』の心情と、垣間見える『彼』の気持ちが見所の短編です。差し迫った、濃厚な描写が、素晴らしく。暴力的な愛情に壊れそうな繊細さが同居しているように感じました。偶然だったか必然だったかと神に問いたい二人の関係に、底なしの感情の沼に引きずり込まれ、浸かってしまう……。タイトルに注意喚起があるように、男性同士のお話です。苦手でなければ、ぜひ読んでみてください。お薦めします(^^)!
詩的表現で描かれた美しい作品。どことなく三島文学に触れたような感覚。BLとまとめるのはどうだろう……
アホなタイトルでごめんなさい。(私はアホなのです。)※ご注意※のっけから艶のある共寝のシーンがございます。そのおつもりでご覧ください。私個人は、普段BLものはあまり読まないです。悲しみ。狂おしいよろこび。背徳。主人公は溺れる……。これを描きだすには、なるほど、「男なのに。」という主人公の心理が秘薬のスパイスとして必要なのです。短いショートで、読了後、すごい満足感です。(えろいからという理由ではなくて。)心理描写が濃密なので、倍くらいの文字数かと思うくらいです。オススメですよ。だって面白いもん♡
何作か福山典雅先生の作品は読ませて頂いておりますが…。こういった作風も書かれるとは。BLとありましたが、心情がすべての作品で私はとても好きです。楽しめる、とは少し違うかもしれませんが、とても良い作品です。ぜひ!!
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