あとがき
最後まで少女幻想怪奇録-祓い師鈴 村詩乃-を読んで頂きありがとうございました。都市伝説、そして詩乃の実家である鈴村家の真相といった形で40話まで書いて参りました。話の題材にする都市伝説に関しては面白そうな物をピックアップし、物語に落とし込むという形で書いておりますが正直な話をすれば難しかったです。
作者自身もオカルトに関しては割りと好きな方なのですが文章にしてみるというのは慣れない物で結構苦労して書いていました。
因みに本作品はフリーゲームの怪異症候群シリーズの他に喰霊(原作コミックス)、喰霊-零-(アニメ)を初めとした他のホラーマンガやゲーム等に影響を受けている面が多いです。
特に喰霊に関しては初めてアニメを見た時に印象に強く残っています。他にも怪異症候群シリーズに関しては実況動画を幾度か拝見した位でしかありませんが登場人物が結構魅力的なのでお話も含めてわりと好きな作品です。
主に前半は何かしらの形で都市伝説という名の怪異に巻き込まれた人を詩乃や一部の仲間が何とかするという形で進めていましたが、後半からはそれに追随する形で悪霊とも戦う形を取っています。これは祓い師としての役目に付属する形になる物で、それ等を兼ねて祓い師と
名乗っています。
目に見えない存在達から人々を守る事、そして彼等にはそういった類の事を何も知らずに普段通りの生活を行っていて欲しいというのが祓い師達の真の願いです。
また、作中で鈴村家は怪異との共存を望むという記載が有りましたがこれに関しては人間に対し明らかに危害と成りうる存在、或いは危害を与えるであろう存在は除外する事を前提とし、それ以外に関しては鈴村家の祓い師達が監視し様子を見るというのが共存の条件としていますが実現出来たケースは結構少なかったりします。
(大体は祓うか、或いは封印するかの2通りの選択肢が用いられる形になります。)
その辺りの設定が作用し書き難かった部分でもありました。
メインキャラクターに関してはもう少し掘り下げて書きたかった部分も有りましたが、本編との塩梅が難しくあまり書けませんでした。(朱里が詩乃と会う前の過去とかも書きたかった部分でもあります)
2番目の姉、黄泉の話が増えたのは詩乃が幼少期に好いていた事と彼女という存在が詩乃の成りたい本当の自分の姿だったからという表れで書いています。
最後になりますが今後の予定に関しては一応第2章という形で詩乃の話を書こうかと考えています。
2年生となった彼女と新たに出会った後輩との交流とか
そういった話の他、新たな怪異や東雲との因縁の先等、織り交ぜて書けていけたらと思っています。
長くなってしまいましたがありがとうございました。
今後とも作者と作品をよろしくお願い致します。
秋野 楓
少女幻想怪奇録 ー祓い師 鈴村詩乃ー 秋乃楓 @Kaede-Akino
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