倫理じゃない。私が求めたのは生きていくことだ。二十歳というこの今を。

とんでもない「女の子」の話と眉を顰める人もいるかもしれない。
奔放な「女」の話と捉える人もいるかもしれない。
たしかに、彼女は倫理を生きていてない。
だが、彼女は性を通じて、たしかに自分の人生を紡いでいるのだ。
わたしはそこに共感を覚えた。
だから、このものがたりの終着点がどこにあるのか。ただ、見守りたい。
願くば、このあと彼女に波乱や痛み、傷つくことがあれど、彼女が自分を肯定して生きていけますように。