とんでもない「女の子」の話と眉を顰める人もいるかもしれない。奔放な「女」の話と捉える人もいるかもしれない。たしかに、彼女は倫理を生きていてない。だが、彼女は性を通じて、たしかに自分の人生を紡いでいるのだ。わたしはそこに共感を覚えた。だから、このものがたりの終着点がどこにあるのか。ただ、見守りたい。願くば、このあと彼女に波乱や痛み、傷つくことがあれど、彼女が自分を肯定して生きていけますように。