偽りの神の国。蠢く闇。嗤う異形の悪魔たち。

溢れ出す血。漂う腐臭。
グシャリと潰れる肉塊。
体を這い回る異形の感触。

悪魔とは、こんなにも悍ましいものか。

虐げられ食い物にされる子ら。
偽りの教えは信じる者を救わない。

嗚呼、神の国は何処に?
それは本当に神なのか?
悪魔の影はあちこちに。

それは正しき教えに非ず。
筆者は新たな異教を生み出した。
偽信仰の持つ暗黒と盲目的に信じる人々。
ズブズブと闇に呑み込まれそうな絶望。


――――――でも。


薄紫の空に輝く紅い綺星。
それは救いの星なのか?

この世界に福音を齎すのは
【人】であることを信じたい。
痛みを知るエクソシストが希望の光。

生々しくグロテスクに鮮やかに。
五感に激しく訴えてくる作品です。
読まれる方は覚悟して…どうぞ。

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