無垢な白は絡み合い、やがて蕩けて黒になる…

嫁いできた若い女。
純真そうな義妹。

…女二人。

鼓膜に染み付く…
熱い血が絡んだような…
密やかな囁き声と熱い吐息に…ドキリ。

この作品がKAC「ささくれ」のお題で
書かれた作品であること、
モチーフとなっている「モノ」の
意外性に私はとても驚きました。

無垢な白は食べられる。
乱れた一夜の夢の後、自らを黒く溶かす。

―――――ささくれ、一夜の…

儚いという表現がドンピシャです。

作者さんの力量を思い知った作品でした。
タグをご確認の上で読まれることを
お勧めします。

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