第31話 旅立ち(3)+後書き
ラビの後をレオルが追ってきた。
「どこまで付いてくるんだい?」
ラビはやや迷惑そうに聞いてきた。
「どこまでもだよ。」
レオルはにこやかに答えた。
「ちゃんと上司に許可は取ってあるんだ。
『かつての恐怖の暗殺者が悪い事をしないか
監視したい』とね。」
「バカな男だな。私に付いてきたら
巻き込まれて死ぬかもしれないぞ。」
「かまわない。覚悟の上だ。」
「お前のことはジルのように助けないからな。」
「うっ……ああ、分かってる。」
そうは答えたが、レオルは扱いの差に少し
傷ついた。(´;ω;`)ウッ…
空には月が出ていた。
ラビはまた月を見上げるのだった。
お し ま い
※後書き※
5篇中、2篇が出来上がりました。
主人公の大筋以外何も考えてない中で
書きながら作っていっているので
どんどん勝手に話が膨れていってしまいます。
この話も予想以上に長くなってしまいました。
死神対死神とかめちゃ熱いバトルになるやんーーー
と思っていたのになぜか言葉攻めからの
精神崩壊になってしまいました。
おかしいなあ。まあいいか。
今後の予定。
死神は月を抱いて眠りたいーー
第3部(?)死神と光の教団
ちょうど5篇の中の真ん中の部分です。
重要人物暗殺の部分ですが、どちらかというと
なぜそれに至ったかの方がメインなので
意識改革、精神の変革みたいな話になり、
面白く書き表せるだろうか……
でも、どうしてもやりたいところです。
番外編「イーダの息子達」も書きたいので
やりたい方からやっていきます。
読んで下さった方、本当にありがとうございます。
死神は、月を抱いて眠りたいーー死神は少女と出会う 漂うあまなす @hy_kmkm
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