───ねぇ、男女の友情を信じる?セミロングの髪を揺らす、ちょっと大人びたクラスメイト、栞は、少し勝ち気な瞳で、笑う。僕は思う。そう、恋愛に発展しない、男女の友情も成立するさ。栞は、漆黒の瞳で、笑う……。読後感は切なく、深いです。読者によっては、怒り、嘆き、「なんでだよっ!」と叫びたくなるかもしれません。読者の心を揺さぶるショートです。それは、他の方のレビューを見ても、明らか。みーんな、心揺さぶられちゃってるもん。さあ、あなたも、その一人になってください。おすすめですよ。ぜひ、ご一読を!
あなたには「あの時ああしていれば、今の人生は変わっていたかもしれない」そんなふうに思った経験はありますか?それは恋愛に限らず、人生であるならば誰しもが経験のあることかもしれません。さて、この物語は短編です。多くは語りませんので、ぜひ読んでください。あなたが大切に挟んでおいた恋の、人生の栞の記憶が、この短編で呼び覚まされるかもしれません。
昔、好きだった人にそれっぽく好きを伝えられたことがある。私はその手を取らなかった。年が5つ離れていたから。あの時、ただ「好き」だけを大事にして飛び込んでいたら、違っただろうかと今でも思うことがある。このお話を読んで、思い出した。好きだけではどうしようもないこと。好きだからこそ諦めたこと。その苦しさはいつまで経ってもなくなることはないのだけど、あの瞬間に戻れたらきっと…私は同じことをするのだろう、とも思う。お勧めの作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(220文字)
切なくて苦しい。こんな切ない恋をしたら、答えのでない恋をしたら心が壊れちゃうんじゃないかと思うくらい、胸がキューっとなりました。この短い物語の中に、苦しみと優しさと痛みと諦めと…それと同じくらいの決意と強さ、前へ進む力のベクトルを強く感じさせてくれました。私は上手な言葉なんて見つけられない。だから上手に伝えられてるかなんて自信がない。でも、すごく心に残る物語だから。多くの方に読んで欲しい。最後の一文字まで、是非読んでみて欲しいのです。
わたしはこのお話を読んで、福山さんの恋の短歌を思い出しました。恋のうたが素敵なんです。恋のうたが素敵だと、お話もやはり素敵なんだなあ。胸を貫かれてしまいます。とにかく、最後まで読んでください。切なく、口惜しく、やるせなく、胸を射抜かれ胸を押さえるのです。
この作品は「切なさ」の中に力強さを感じます。読む人の心にリアルを突き付けてくる感じが刺さるのではないかと思います。
読後、栞ちゃんの言葉がボクの胸を貫き、全身にとんでもない衝撃が走りました!短い作品です。レビュー側なボクが喋るとネタバレになりそうで、これ以上は言えない。でも、この感動、インパクトを伝えて少しでも多くの方に読んで欲しい! そんなジレンマに陥っています。サクッと読めます。ただし、読後の余韻は長くこころに残るでしょう。是非、この作品に目を通してみて下さいませ。おすすめです!
短編です。ネタバレに繋がることはかけません。こんちくしょー、という思いだけがいま、わたしと共にあります。ばかやろー、と。ああ。全員、よめ。その必要がある。
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