その人の考え方とか。生き様とか。ヒーローの定義は人それぞれだけど、誰かの役に立とうと奮闘する3人は間違いなくヒーローです。青春っていいな、自分にとっての学生時代のヒーローって誰だだっけな。読後にそんなことを考えました。
つらい目にあっているからこそ、他人の痛みに気付ける。手を差し伸べる姿には、見習うべきものがある。カミオのいいところは、相手の話をよく聞いているところ。相手の意見に同意し、肯定する。渡やネコネも気付く点もよかった。彼らが注意深く聞けるのは、これまでにもたくさんの子供の悩み相談を受けてきたからだと想像できる。それに、具体的に、やり取りを丁寧に描写しているところもいい。カミオはヒーローでカッコイイけれども、渡は凡人だったから助けることができたのかもしれない。主人公の行動も見習いたいものである。
この先も、3人の物語が続いていきそうですね。楽しみにしてます。
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