おれたちの青かった日にいつかまた巡り会おうぜまた友達で


瞼、雨。みどりを洗うスコールの青き晴れ間に木漏れ日の燃ゆ



告別の教会に立つ青衣さよならマリアそれが友の洗礼名



永遠を耐えて笑みには隠せてもいだくもの逝く嘆けや聖母



なお青い空の地上で響くなら宣言しよう鼓動の愛を



長い髪ぐるぐる巻いて頭頂に藍貫いて人の世へ出る



巻き直す束髪に挿すかんざしを逆手に握れ鏡は割れる



海のの街に生まれて出奔し泣いて戻って青を踏み割る



傘越しの湿気った青を目でいてひねくれ者の旅が始まる



我が生の締めくくりよと南指し白髪頭で身ひとつで征く



さよならを青信号に叩きつけ這っていくぜよ馬鹿野郎ども






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さよならを青信号に叩きつけ…「青い時代の虐殺」より抜粋 尊野怜来 @ReiraTAKANO

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