第262話 あとがき

 この度は拙作『終末の歌姫と滅びの子』をお読みいただき、真にありがとうございます。


 思えば凡そ一年に渡って続けていた連載は、途中苦しい時期も多々ありました。


 本業が忙しく、毎日更新が滞ったり、体調不良に悩まされたりと、読者の方々には多大なご迷惑をかけたかと思います。

 それでも、こうして最後まで読んで頂けたこと、感謝以外に表す事が出来ません。


 ハートをくださった方。

 コメントをくださった方。

 完結前に応援の星をくださった方。

 レビューを書いてくださった方。


 そして、ここまえ読んでくださった方全てに、感謝の意を込めて、もう一度ありがとうございます、と申し上げさせて下さい。



 120万字超に渡った連載ですが、まだまだ描ききれなかった事、描きたかった事、それらの多さに自分自身の筆力不足を痛感しております。


 ユーリ達の過去。

 エミリアの軍人時代。

 ベルタやイーリンを筆頭に、全く深掘りできなかったキャラ達。


 例えばラルドの妹はカノンと友達、とか。

 例えばルッツは手先が器用で、アクセサリー作りが得意、とか。

 例えばロランは女性に奥手、だとか。


 挙げればキリがないくらい、書ききれなかったエピソードがあります。

 それらを上手く組み入れ、物語を転がすには今の私には難しすぎて、泣く泣くカットする羽目になりましたが。


 どうしても物語を前に転がしつつキャラの深掘りを入れるのは難しくてですね……どう足掻いても話が停滞して、何度も書いては消しを繰り返しました。


 いやあ、ワン◯ースってすげーな、ってなってます。


 いつか機会がありましたら、ユーリ達の過去話くらいは、スピンオフで書いてもいいかもな、と思っています。



 後日譚で少しだけ触れましたが、この世界で彼らの生活は今もつづいています。ですがこれ以上、彼らの日常を私が語るのは無粋というものでしょう。


 彼らは彼らの物語を全うし、今はその役目を終えて幸せな時間を過ごしています。


 この先に続く様々な物語もあるでしょうが、今は一旦ここで筆を置かせて頂きたいと存じます。


 ただ作者として、一つだけ言えるのは、彼らは今もどこかで笑って過ごしている事だけは間違いありません。是非皆さまも、彼らの幸せな光景を想像しつつ余韻に浸っていただければ幸いです。





 さて、次回作なのですが……今のところ構想がいくつかありまして。


 昔、触りだけ書いた『魔王と始める異世界よろず屋』という世界最強のバディが見せるドタバタ珍道中。

 コメディてんこ盛りです。

 コメディは滑るとヤバいと聞いてるので、結構ガクブルですが、挑戦するにはいいかなー、と。あとは、今回の話が結構シリアスの連続だったので、一回思い切りコメディに振りたい……。シリアス、精神力がえぐられるんです。笑



 もう一つは、『傭兵サムライ』でも取り上げた『傭兵が士官学院の落ちこぼれクラスに入学する話(仮題)』

 これは結構シリアス寄りなので、またハードな執筆になりそうな予感……。


 もう一個は、今「なろう」でネトコンやってるので、それに合わせた思い切りネット小説向けの内容。

『悪役令嬢拾いました』

 これもかなり挑戦的な内容ですね。なんせ、私と言えば殴って蹴って、骨と内蔵を砕く、が主流ですから。


 ネトコン自体がもう一ヶ月を切ってるので、書けるか微妙です。



 とりあえず、何を書くかは分かりませんが、次もちゃんと完結させますので、是非新たな物語が出た場合はフォローの程よろしくお願いします。


 それではまた新たな物語で会いましょう。(七月いっぱいは構想等でお休み予定です。一応ネトコン向けの作品を出すなら、「なろう」で七月後半に出すかもしれません)



 ※あ……面白かった、という方は是非コメントや星を下さると非常に喜びます。

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終末の歌姫と滅びの子 キー太郎 @--0_0--

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