十人十色の日常

日常の小さな一コマの切り抜きや、独り言に妙に親近感の湧く作品でした。普段なにげなく思うことも文字になると、言葉以上に多岐にわたる解釈を生むことがありますよね。本作はその一例だと思います。淡々と話が進む中で、小さな発見を共有できる。

そして、ときには「そんな見方があったんだ」と驚くことも。似たような経験のある人なら、その光景が頭に浮かぶかもしれません。平凡の中に隠れている、毎日のエッセンスを物語の中から探してみませんか。きっと心になにか残るはずです。