このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(265文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(178文字)
公園で少女は泣いていた。そんな少女に女の子が近づいて来て、迷信めいたことを教えてくれる。涙を集める妖精がいて、その人を悲しみから救ってくれるという。少女は女の子の話しを信じなかった。しかし女の子は、ママは嘘をつかないと言って去っていく。 少女はまた一人で泣く。そんな少女の前に、ある人物が近づいて来る。そして有り得ない取引を少女に持ちかけるのだった。 この謎の人物の提案に乗るべきか、乗らないべきか? きっといつもの自分なら乗らない。 でも、今は——。 この作者様らしい、優しくてちょっと不思議な物語。 是非、御一読下さい。
公園で泣いている少女に語りかける、子どもと少年。嘘か本当かも分からない話に、少女は疑念を抱きながらも、そうだったらいいな、と耳を傾ける。本作は失恋ですが、泣きたいほど悲しい気持ちは様々あります。拭い去りたいけれど、拭えない悲しみ。その悲しみによって生まれた涙。行く末。読めば読むほど不思議な感覚を味わい。読了後は優しい気持ちになれる。おとぎ話のような作品を読んでみませんか?
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