家族の風景は水彩画のように

家族との何ということのない日々が、水彩画のように描かれます。
抱っこをせがむ子を抱いて、見上げれば、三日月夜。
その三日月を、子は「バナナがお空に」と。
息子の独り立ち、見送る親の不安と一抹のさびしさ。
でも、息子は土産を手に元気に帰省してくれる。
家族の死も描かれます。
すべて、透き通った色彩の水彩画で。

その他のおすすめレビュー

@suekonekoさんの他のおすすめレビュー96