二十首の家族模様

二十首の中に、作者の家族の様子が、やさしく描かれています。
誕生日にケーキを焼いてくれる夫、最近、遠くに離れて住み始めた長男(大学生なのかしら)、年の離れた小さな娘がいます。またお父様は延命処置を断り、痛い思いをして亡くなられ、同居のお母様は認知症なのかしら、夫がまだ生きていると思っています。
そんな家族を作者はやさしい目で見つめています。父親の死も、子供や孫が生まれるのが世の摂理なのだから、そんなに悲しまなくてもいいと自分に言い聞かせています。
まるで、小説をんでいるようです。

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