第30話 感情の箱

あと一歩

ポーンと踏み出したなら

おさらば です


そんなことでは困ります


びっくり箱が

たくさん埋まってる


良き物の蓋は容易に

ぱっかーん


問題あると思われる物の蓋は

開かないように

パトロール&メンテナンス


地中埋没

爆発処理班対応

創意工夫 

満身創痍

無力化解除


ギャリっと踏んで

ちゅどぉん

思わぬ負傷

自爆ならいざ知らず

巻き込み型 ほんと すまぬごめん


ああ

今回はね

非常に よろしくない 


腹痛みたいな空模様

吸引力が 半端ない


ちょっと手に負えないや


見なかったことにして

ふて寝で乗り切れるか


ちょっくら 弱毒化したものの

あかん ダメだ


こうなったら

締めつけ 縛り上げるより


火薬 巻いて 

漫画みたいなビジュアル

ロケット花火

打ち上げてみるか


いんや せっかくなので

手間ひまかけて ぶっ放したい

古式ゆかしき 尺玉花火

暗い 夜空いっぱい

明日をも照らす 勢いで 

広がれぇ



ひゅうぅぅるるりんるんりん

どどおぉぉぉおぅん

しゅる しゅる ぴゅぅい ぴゅぅい

しゅぽっ しゅぽっ ぱぁん ぱぁん

ざあーっつ ざあーっつ

ぱらぱらぱらぱら ぱら ぱら ら ら ら




しーーーーーん 


 


暗転   暗闇


しばしの休息 で ござぁい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る