おとぎ話を捨てた皇女の物語

何不自由なく蝶よ花よと育てられた「サルドバルドの至宝」ララ皇女。
でもそれ自体が既に何者かの陰謀によるものでした。穏やかな日々が一変したとき、彼女は思い知らされます。教えられた歴史を学び、中庭の花を愛で、お茶会に花を咲かせていた自分は「おとぎ話」の中で生きてきたのだと。

翻弄される運命の中で真実を知ったララちゃんは、「おとぎ話」を捨てて立ち上がります。自分の足で立つために、自分を愛してくれた人々のために、帝国の未来のために。
強い意志と機転で数々の苦難をはねのけ、決して守られるだけの存在ではなくなったララちゃんの強さと健気さは必見です。
そして月が綺麗な夜に必ず現れるあの男!恋愛はちょっと奥手なララちゃんも応援してあげてください。

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