ラノベの表紙を作りたい

まとめ ラノベの表紙としてのデザインと色

　表紙のデザインを考えるときに、既存のラノベの表紙を何枚も見て傾向を調べました。そのときに気が付いた三つのポイントは次のとおりでした。

　- いろんな登場人物が宙に浮いている

　- 逆光、または手に強く発光するものを持っているパターンが多い

　- 文字は白抜きで縁取りがグラデーションになっていたり、発光しているものが多い

　これを取り入れたものが今回の表紙です。

　デザインそのものは、王道の手法を取り入れたのでまあまあ上手く行ったかな、と思っています。特にメインのタイトルは縁取りの太さにピクセル レベルでこだわって、サムネイルになってもしっかりタイトルが読めるようにしました。

　ただ、逆光時の影の使い方は実力不足です。ちょっと濃い感じがするし、モードの設定をどうしたか今すぐに思い出せません。あと、光源がどこから来るのかちょっとまちまち……。これは以降の宿題です。

　それから、色についてはまだまだ研究が必要だと思いました。前回のかすみちゃんと賀来ちゃんの絵でもそうだったのですが、iPad での作画中はちょうどいい色味だと思っていても、プリントしてみると結構暗くなってしまいます。プリンタ用に最適化すると今度はスクリーンでの色が不自然になってしまう。プリンタ用にソフト プルーフで補正を掛けても不十分です。

　あとは、表示する媒体でも結構色味が変わります。私は iPad、MacBook、iPhone とアップル系を使っています。iPad と MacBook では色味の差を感じないのですが iPhone だとかなり濃い感じがします。後は、iPhone の昼間のモードと夜モードで色味が変わるのも気になります。

　同人誌とか出している人はどうしてるんでしょうね。色の調整について勉強していかないとダメだなと思いました。

　まとめ

　さて、色々反省してみましたが、じゃあ今回ラノベの表紙らしくなったのかというと……、なったのかあ？って感じですね。いや、相変わらずオヤジっぽい絵じゃん。力入れるとどうもオヤジっぽくなっちゃうんですよね。まだまだもっさり絵から脱しきれていないので、このまま精進を続けたいと思います。

　最後に、表紙の作成を許可してくださった木下さんに再び感謝したいと思います。ありがとうございました！

（二〇二二年五月十一日）