王女と彼女を取り巻く人々の絆の物語。

この物語とは別に拝読しようと思った作品がありましたが、同じ世界観を共有しているとのことで、まずはこちらから拝読することにしました。

1話から聡明ではっきりした性格が爽快なクリスティーナ様と、かつて彼女に仕えていた者たちとの再会から、物語が大きく動き出し……。
(彼女もですが、彼女を取り巻く人々も一人一人が魅力的でした。)

そこからはドラゴンの呪いを受けるなど窮地に陥りながらも目的である復讐を果たす、緩急の付け方が素晴らしかったです。
彼女は自らの行いを『私怨であり復讐』と正しく評価していましたが、実際には国の再建のための大きな一歩でもあったと思いました。

剣に番号と役割(得意なこと?)が割り振られているところと、
おまけにて後日譚が語られているところが特にわくわくした点です。

呪いであったものを力とした姫様は、これからなにを成し遂げられるのでしょうか。想像が膨らみますね。

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