どんな存在に何をさしだそうとも、必ず敵は滅殺する!不惜身命の大復讐劇!

邪悪な存在に身命を縛られ呪われ、その果てに敵を滅ぼす力を得る復讐者の物語。

読み進むうちに、自分はこんな話が読みたかったのだと思い至りました。
5話から11話が殊に昂ります。
前のめりで読んでいました。

魔剣に番号が割当られていたり、ドラゴンには馬が近づけない下りも、異世界感が醸し出されていて、ドップリと物語世界へ浸れます。

ただし、実は────
この話は私の前述したような乾いた血の上に血文字で書いたような凄惨な復讐だけの話ではなく、幸せな結末を迎えます。迎えてしまうのです。

なので私の楽しみ方の大半は、思いこみなのかもしれません。
しかし、誤読があったかもしれないとはいえ、面白いと感じた感覚に間違いはないのです。

非常に楽しんで読めました。
ありがとうございました。


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