貧民として育った主人公が国のために代理戦争に参戦し、大活躍!

貧民として育った主人公のシャオロン。
あるとき、彼女は南煌王国に売られてしまう。
南煌王国は十二年に一度、湖王国と北栄王国の二国と「水」の利権争いのための代理戦争をしていて、シャオロンは何故かその代理戦争の代表者に選ばれることになって――

貧民窟で育った主人公のシャオロンは、快活で生命力にあふれたヒロイン。生い立ちから考えても、大変な思いをして生きてきただろうことが想像できます。
そんな彼女ですから、自分の身を守れるのは自分だけと思っているところがあり、国のため正義のために戦うというよりは自分自身のために代理戦争に身を投じます。
そんな型破りな主人公の行動は新鮮味があって、打算的なところもふくめてカッコ良かったです!
南煌王国の皇子をイケメンと認めつつも、彼の色香に惑わされないところも好感がもてました。
しかも、つわもの揃いの代理戦争で彼らに負けない活躍をするんです。
こんな女の子が友達だったら、きっと楽しいに違いない!!

読めば読むほど、主人公のシャオロンを好きになる。冒険も恋愛もあって、読み応え抜群の中華風ファンタジーの良作でした☆

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