人生こそ最高の物語。すべての皆様へオススメできる作品。

マントヴァ候妃 イザベラ・デステの活躍を描いた伝記ですね。
いわゆる、イタリアのルネサンス期のお話と申しますと、伝わりやすいでしょうか。

伝記というと堅苦しいというイメージを持たれがちですが、こちらの作品はとても読みやすいです。私も当初、こちらの作品を伝記とは思わず、普通の物語として拝読しておりました。
そして気づけば、主役であるイザベラの生き様に心を掴まれておりました。彼女については私が語るよりも、実際に本文をお読みいただくのが一番かと思われます。

この作品は、イザベラ・デステという人物を知らない方にこそ、ぜひ読んでいただきたいですね。タイトルの意味がわかった時、私は涙が溢れました。

彼女という存在を知ることができたことは、私の人生において大きな糧となりました。
改めまして、この作品を執筆してくださった作者さまにお礼申しあげます。

そして最後に。
プリマドンナ・デルモンド――
マントヴァ候妃 イザベラ・デステ様に、心から感謝と敬礼を。

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