これは流行りそうな予感♪

九九すらまともに言えない、中学に入学したばかりの十三歳の少女が主人公のお話。

『ガンバレンバレン』

道端で自分を"あやしい者ではない"というお姉さんが教えてくれた、不思議な響きの言葉。
寝る前に疑いつつも唱えた言葉によって、主人公は夢の中で『算数ギルド』と呼ばれるギルドに招かれる。


戦うのも守るのも算数の問題。
そんな不思議なセカイの、不思議な敵たちと戦い、クエストをこなしてランクアップしていく成長物語。

しかし、夢のセカイでありながらも現実にも影響を及ぼすというその怖さもあり、算数ができないと生き残れないという、ある意味デスゲーム要素もある、今作。


児童向け短編小説でありながら、大人も楽しめる、そんな素敵な作品となっております。

算数で戦うという斬新なバトル。
あなたも一度覗いてみては?

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