それでも私は、舞うことが嬉しかった。
- ★★★ Excellent!!!
雑巾を薄絹に見立てて、誰も起きない内から舞を舞う主人公。しかし、いくら舞の練習をしても、誰にも見てもらえず、誰にも認めてもらえない。
ところがある日、継母から残るように言われ、人払いをされた。主人公の家は舞の名家。継母にはもう後継ぎと決めた子供があった。その子供が病に伏したので、代わりに舞うように主人公に告げたのだ。
しかし主人公がその日舞うことになったのは——。
このラストは、誰にも予測不可能?
美しい舞の全貌を、その目に焼き付けてはいかがでしょう。
是非、御一読下さい。