それでも私は、舞うことが嬉しかった。

 雑巾を薄絹に見立てて、誰も起きない内から舞を舞う主人公。しかし、いくら舞の練習をしても、誰にも見てもらえず、誰にも認めてもらえない。
 ところがある日、継母から残るように言われ、人払いをされた。主人公の家は舞の名家。継母にはもう後継ぎと決めた子供があった。その子供が病に伏したので、代わりに舞うように主人公に告げたのだ。
 しかし主人公がその日舞うことになったのは——。
 
 このラストは、誰にも予測不可能?
 美しい舞の全貌を、その目に焼き付けてはいかがでしょう。

 是非、御一読下さい。

その他のおすすめレビュー

夷也荊さんの他のおすすめレビュー1,202