人と仕事、見え方が変わる

不良高校に通う主人公・佐野は、清掃員がいることをわかっていながら意図的に汚すなどの悪ガキ。だが、高校を卒業した佐野は清掃員として働くことになる。

最初は素行が悪い佐野に対してイライラしながら読んでいました。けれど、仕事を通じて成長していくと、だんだんと無意識に彼に感情移入してしまうのです。「なんだあいつら!」と佐野と一緒に吠えることも多々ありました。

いるいるこういう人、と登場する人物に共感する部分もあって何度も頷いてしまいます。この物語を通して佐野が成長したように、読者も成長できます。現実世界への見方が少し変化するかもしれません。

とても面白くて胸がアツくなります。ぜひ読んでみてください。

その他のおすすめレビュー

浅川瀬流さんの他のおすすめレビュー1,246