主人公の心臓がドキドキし過ぎて、少し心配(^^)/

青春は、ぶきっちょな程輝いて見える! そんな物語です。

僕は主人公がもやもやしている様を見てワクワクしてしまい、そして無口なヒロインがたまに喋ってくれると、嬉しくなります。

女の子の事がまるでわからなくて、右往左往してしまうのは高校男子として当たり前。でも彼はそんな中で、彼女と少しづつ、少しづつ、その心の距離を測り始めます。でもそれはとてもスムーズとは言い難いけど、でもかけがえのない時間なのです。

誰かが誰かと知り合って、頭で考える常識とかセオリーとは関係なく、その誰かを知り、理解を始め、そして深めてゆく。恋愛の醍醐味はこの深さにあります。

ただ、自分を理解して欲しい、と駄々をこねるだけの浅い価値観では恋は上手く行きません。でも彼らは拙いながら、相手を尊重するスタンスを持っています。

だから、僕はこのぶきっちょな二人がとても眩しくて、「青春」を感じて見守りたくなるのです。

お勧めいたします。

かっこいい決め台詞なんかなくても、彼らは彼らの素敵な恋愛をきっと見せてくれるはずです。是非、お読みになってみて下さい。

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