たった二話でぶっ刺された

賞レースを支配する売れ線の暴力的な力と、自身の美学と――

真剣にワナビーやってる人ほど、「わかりみが深い……」ってなるんじゃないでしょうか。
そのテーマを、賞の運営側を主人公に書き始めるっていうのも、ひねってて熱いッス。

あと、そもそもメチャクチャ読みやすいです。
テーマも文体も一般文芸的ですが、簡単に頭に入ってくる。
色々気を配られてるんじゃないかなと思います。

公開日に即出会えて、僥倖でした。
二話読ませていただいただけで、私にとっては、★3です……