程よい緊迫感を上回る、どうしようもなさげな脱力感が・・・

全話を通じて、程よい緊迫感が流れる。
それに並行して、どうしようもなさげな脱力感が横たわっている。
その脱力感が、読後さらにジワリと読者の心を侵食していく。
その頃には緊迫感は完全に消え、読者の精神は通常に戻っている。

ラクダさん、あんた、やるなぁ。