苦闘敢闘

 腹も身の内とは良くいったものだ。

 本作は、単にピロリ菌と戦ったというだけの内容ではない。除菌中も社会生活を続けざるを得ない人間にとって、極めて参考になる素晴らしいサバイバルガイドだ。いささかの悲哀を臭わせるユーモアもあり、失礼ながら微笑してしまった部分もある。

 完全なるご快癒を祈ってやまない。

 必読本作。