存在意義は、待つ人々にとって十二分にある

機械に支配され、紙の本が禁止となった世界。
危険と隣り合わせの中、紙の本と共に集落を回る本屋さんのお話。

これはシリーズの最終話で、本屋さんがなぜ危険と知りながらも集落を回るのかが明らかになります。
理由はとても切なくて、それでも本屋さんを待つ人々にとっては希望でした。

1話1話、短くも濃厚なので、シリーズの最初から読んでほしい作品です。