読み終え、登場人物の想いがボクの胸に突き刺さりました。
こころに残る作品です。
ガングロ女子の奈緒と新米教師の真一、初対面の二人で、お話は進みます。
登場人物、特に奈緒はお話に御都合よく動くような女の子ではありません。
その場面、その状況に応じてとる言動がとてもリアルに感じられ、現実そのままですので、読むうちにお話の情景が頭にそのまま描かれました。
そんな初対面同士、二人の絡みは緊迫した状況なのですが、笑わせてもらえます。
面白おかしく自然とお話に入り込み、導いてもらうと。その先には……。
読んでみてください。とても心を揺さぶられます。
そうだったのかとの気付き、読んだ方にしか味わえない感動が待ってるお話です。
感動作です。
読み始めはギャルと出会って始まるラブコメだと思うかもしれません。
その次は突然、土砂災害が起こって閉じ込められ、
スリルとドキドキを味わう小説だと思うかもしれません。
いや、二人の会話が軽妙だからコメディだと思うかな?
でも最後まで読めば泣かされますよ!
それも恋愛とかじゃなく、もっとずっと深いやつで!
期待してください。
すごくカタルシスのあるラストです!
しかも愛にあふれた優しい物語でありながら、悪いやつにはしっかりと鉄槌がくだります。
よかったよかった。
キャラクターの心情も綺麗ごとではなく、ちゃんとリアルに描かれています。
4万字という読みやすい中編でありながら、映画一本見終わったような満足感。
最後に心に残るのはあたたかい愛です。
ぜひ読んでみてください!