概要
「知識は金なり」―宝石と魔法と時々事件。宝石修復師の冒険譚
「宝石修復師」――今や鉱山が枯れ果ててほとんど産出されなくなった天然宝石を「修復魔法」で修理する職人達が居る。
魔法の腕は使い手の知識量に左右されるため「修復魔法」を使いこなすには「全ての宝石」に関する膨大な知識が必要だ。
それ故に、その膨大な知識を得る為の努力に見合う「技術料」として高額な依頼料が必要となり、必然的に王侯貴族や街の権力者のような「金持ち」を主な顧客として抱えることになる。つまり宝石修復師は高給取りなのである。
リーシャは「個人指名の依頼」がひっきりなしに届く腕利きの宝石修復師だ。届いた依頼をこなしながら世界各地に散り散りになった「祖母の形見」を探す旅をしている。
ある日、廃鉱山の町の酒場で行き倒れになっていた男性――オスカーを拾う。
見るからに「訳
魔法の腕は使い手の知識量に左右されるため「修復魔法」を使いこなすには「全ての宝石」に関する膨大な知識が必要だ。
それ故に、その膨大な知識を得る為の努力に見合う「技術料」として高額な依頼料が必要となり、必然的に王侯貴族や街の権力者のような「金持ち」を主な顧客として抱えることになる。つまり宝石修復師は高給取りなのである。
リーシャは「個人指名の依頼」がひっきりなしに届く腕利きの宝石修復師だ。届いた依頼をこなしながら世界各地に散り散りになった「祖母の形見」を探す旅をしている。
ある日、廃鉱山の町の酒場で行き倒れになっていた男性――オスカーを拾う。
見るからに「訳
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!宝石を通して恋と世界が展開していく
主人公のリーシャは、宝石修復師としての誇りと実績があり、芯を持って行動する格好いい女性でした。行き倒れたという頼りないヒーロー・オスカーにも、守られるのではなく守っていく姿勢であり、とても魅力ある主人公でした。
また、物語に広がるファンタジーの世界もとても素敵で、宝石修復師としての描写も細かく、主人公の仕事さばきには見惚れてしまいます。また、2章から新たな国へ移動していき、その国の文化や土地、技術など、ますます新しい世界が広がっていき、驚いたのと同時にまだまだこの世界には知らないことがあるんだとわくわくしました。とてもおもしろい作品です。