概要
「知識は金なり」―宝石と魔法と時々事件。宝石修復師の冒険譚
「宝石修復師」――今や鉱山が枯れ果ててほとんど産出されなくなった天然宝石を「修復魔法」で修復する職人達が居る。
魔法の腕は使い手の知識量に左右されるため「修復魔法」を使いこなすには「全ての宝石」に関する膨大な知識が必要だ。
それ故に、その膨大な知識を得る為の努力に見合う「技術料」として高額な依頼料が必要となる。宝石修復師は高給取りなのだ。
宝石修復師のリーシャは盗難に遭い散逸した「祖母の遺品」を探す旅の途中、廃鉱山の町の酒場で行き倒れになっていた男性――オスカーに出会う。
見るからに「訳あり」で着の身着のままのオスカーに手を差し伸べ、「護衛」として雇うリーシャだが、どうやらお互い「秘密」を抱えているようで……
宝石と魔法と時々事件。
偶然出会った二人が紡ぐ「年の差」
魔法の腕は使い手の知識量に左右されるため「修復魔法」を使いこなすには「全ての宝石」に関する膨大な知識が必要だ。
それ故に、その膨大な知識を得る為の努力に見合う「技術料」として高額な依頼料が必要となる。宝石修復師は高給取りなのだ。
宝石修復師のリーシャは盗難に遭い散逸した「祖母の遺品」を探す旅の途中、廃鉱山の町の酒場で行き倒れになっていた男性――オスカーに出会う。
見るからに「訳あり」で着の身着のままのオスカーに手を差し伸べ、「護衛」として雇うリーシャだが、どうやらお互い「秘密」を抱えているようで……
宝石と魔法と時々事件。
偶然出会った二人が紡ぐ「年の差」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!語らない美しさ
一話目を読んだときに、文体がとても綺麗で読みやすい印象を受けました。
特に改行の位置などが意識的にしているなと思いました。
また、特定のクリシェなどを使用せず、260話以上に渡って、自分の言葉で書き、自分の言葉で世界を紡いでいます。
物語としては、宝石修復という専門領域が物語の骨格そのものとして機能していて、これは全話通じて一貫しています。
特にロードクロサイトやスフェーンといった具体的な鉱物名が、伏線やトリックの核として精密に組み込まれていて、「知識が物語を動かす」度に、相当調べて書いたんだろうなと感じました。
また、ある展示物の正体が覆される場面では、専門知識がミスリードの装置として…続きを読む - ★★★ Excellent!!!宝石を通して恋と世界が展開していく
主人公のリーシャは、宝石修復師としての誇りと実績があり、芯を持って行動する格好いい女性でした。行き倒れたという頼りないヒーロー・オスカーにも、守られるのではなく守っていく姿勢であり、とても魅力ある主人公でした。
また、物語に広がるファンタジーの世界もとても素敵で、宝石修復師としての描写も細かく、主人公の仕事さばきには見惚れてしまいます。また、2章から新たな国へ移動していき、その国の文化や土地、技術など、ますます新しい世界が広がっていき、驚いたのと同時にまだまだこの世界には知らないことがあるんだとわくわくしました。とてもおもしろい作品です。