世界線を越えた日

　もとはある「特別な一日」をお題にした短編コンテストの応募作☆
　以前に聞いた、とある並行世界にまつわる実話怪談にインスピレーションを受けて思いついたお話です。
　でも、1999年のあの月、もしかしたらこの世界とは異なる結末を迎えた並行世界が、じつは分岐して存在していたりする……のかも？

〈あらすじ〉
　七月のとある夜、行きつけの居酒屋で友人と飲んでいた俺は、昨今サブカル会の異世界モノブームを肴に盛り上がっていた。すると、となりで飲んでいた見知らぬ男性が「じつは異世界転生をしたことがある」と信じられないことを言い出し……。