FPSゲームで北アジアでは2番目に強いと言われる主人公・加賀美悠也はプロになるため、高校へ入学する。
悠也は引きこもり生活が長かったため、中学一年生の義理の妹の彩音とは気まずい雰囲気だったが、母に頼まれて入学式にいっしょに登校することになった。
そのとき偶然スマホを見て彩音が言ったのは「私、このゲームでアジア1位なんだよ」だった。
妹がまさか自分の「推し」ゲーマーだったとは!
妹に勝ちたい一心で悠也は努力し、ついに世界初の「Legend Soloprayer」の称号を手に入れるが、それが彼の人生を大きく変えることになる。
感想:彩音ちゃんが兄想いのいい子でしかもめっぽう強いゲーマーであり、兄の悠也もライバルと思いながらも優しさに少しずつ惹かれていく過程が微笑ましい。
悠也の揺れ動く感情が丁寧に描かれているので、ゲーム好きな人はもちろん、そうでない人も楽しめる内容になっている。
オススメです!
ひとこと紹介がすなわち自己紹介になってしまって恐縮ですが、自分は、FPSゲームはYoutubeでたまにお気に入りの配信者さんが遊んでいる配信を見る程度で、プロゲーマーの世界となると世間で言われている情報程度しか知らない全くの門外漢です。
でも、そんな自分と同じような方々にもこの作品をおすすめできるのは、作者様がそういう人たちに向けても分かり易く、飽きさせない工夫をこらしているからですね。
ゲーム部分の描写はもちろん、主人公や周りの人物の青春、ヒロインの妹のかわいらしさも表現されていて、自分はそういう部分も楽しみに読み進めています。
まだ途中ですのでこれから先も楽しみにちょっとずつですが読ませていただきます!
陰キャゲーマーの主人公・加賀美悠也が高校に入学し、義理の妹・彩音がゲームの実力者だと知ることから始まる物語です。
悠也は進学校での勉強とゲームのランキング上位を目指すことの両立に悩みながらも、懸命に努力する姿が印象的です。特に、課題に何時間もかけて取り組む場面からは、彼の頑張りが伝わってきました。
一方、妹の彩音は中学生ながらゲームの腕前は超一流で、悠也とは対照的な存在として描かれています。妹の意外な一面を知った悠也の驚きが面白く、今後二人の関係にどのような変化があるのか気になります。
同じクラスの東寺とのやり取りには、悠也のゲームに没頭する性格がよく表れていて、コミカルな雰囲気もあって楽しく読めました。
ゲームと現実の学校生活の両立という身近なテーマを丁寧に描いていて、軽快な文章からはキャラクターの個性も感じられる、読みやすくて親しみやすい作品だと思います。主人公の努力が報われるのか、彼と妹や友人たちの関係がどう変化していくのかなど、続きが楽しみな小説でした。
主人公はFPSゲームの世界ランカー。
彼は未成年ながらアジアランキング2位だった。
1位は誰なのか――と思いきや、同居している義理の妹!?
ゲームは強いのにかわいい義妹ヒロインが魅力的です。
主人公はプロゲーマーになるため高卒資格を取るべく高校に通い始めますが、
学校の友人も同じゲームをプレイしています。
でも主人公が世界ランカーだとは知らない――日常会話がなんだかスリリングです。
ラブコメ要素とゲーム要素が入り混じって、先が気になります!!
ちなみにFPSゲームをプレイしたことがなくても問題ありません。
ゲーム内容については分かりやすくシンプルに説明されているので、
すぐに理解して物語に集中できますよ!
プロゲーマーを目指す高校一年生の加賀美悠也は、世界的人気のFPSゲームのランキングでアジア2位に登りつめる。しかし、彼の最大のライバルであり、ランク1位のプレイヤー『あ』が、同じ家で暮らす中学生の義妹・彩音であることを知ってしまう。その日から、兄としてのプライドをかけて、最強の義妹に挑む日々が始まる。
主人公の悠也は、青春のすべてを捨てて引きこもってゲームに打ち込んで2位まで勝ち上がったのに、普通と思っていた義妹の彩音はその先を行っていたという衝撃の事実を明かされてしまうのです。
ネットではアンチに叩かれながらソロで頑張る悠也に対して、彩音は仲良し女友達と固定チームを組んで人気配信者として成功している。
可愛くて、性格もよく、成績もよく、友達もいて、ゲームも上手い。完璧すぎる彩音に劣等感を抱く悠也ですが、行き過ぎた才能は人を孤独にする。彩音が一番に欲しているのは、自分の実力を出し切れる対等な存在、つまり悠也なのです。
お互いに負けず嫌いな二人が闘志をむき出して繰り広げる熱きバトル、本気のぶつかり合いで育まれる兄妹の絆が眩しいです。
(新作紹介「カクヨム金のたまご」/文=愛咲 優詩)