選択と決心

 およそ生き物は、一分一秒が取捨選択の連続だろう。意識するかしないかは別個だが。

 ふとした弾みで己の実存に疑問を感じる瞬間、宙をさ迷う人生を地面に戻すには本作のような隘路が必要かもしれない。

 必読本作。