ぐちゃぐちゃ大喜利

真偽ゆらり

お題『ぐちゃぐちゃ』

「はい。今回のお題が『ぐちゃぐちゃ』という事で、まずはぐちゃぐちゃなモノもしくは何がぐちゃぐちゃかを教えて下さい。そしたら私がてきとうに返しますので、さらに続けて下さい」


「はい」「どうぞ」


「卵かけごはん」


「ああ、ぐちゃぐちゃになるまで混ぜると美味しいですよね」


「さっくり混ぜで味に不均一さを持たせた方が美味い」


「いつもぐちゃぐちゃになるまで混ぜてるのに? あ、さては料理漫画を読みましたね」

「…………」



「はい」「どうぞ」


「校庭のグラウンド」


「昨日雨だったんですかね」


「水はけがよ過ぎて体育が中止にならない……」


「いや、雨が降ってたとしても体育の授業は中止になりませんよ?」



「はい」「どうぞ」


「駄菓子」


「混ぜると色が変わったり膨らんだりする知育菓子ですか、美味しいですよね」


「ね」


「いや、もう少し何かありませんか」

「ない」

「まさか、食べたかっただけ?」

「うん」

「没収!」



「はい」「どうぞ」


「情緒」


「触らぬ神に祟りなし。はい、次!」

「…………ァァァ」


「怖い怖い、早く次いって!」



「はい」「どうぞ」


「内臓」


「もうそれ死んでない!?」


「…………ァァァ」

「だから怖いって! 駄菓子返すんでやめてくれません?」



「はい」「どうぞ」


「脳み――」

「言わせませんよ? はい、次!」



「はい」「どうぞ」


「粉もの」


「焼く前の生地は確かにぐちゃぐちゃと言えなくもありませんね」


「後片付けが大変」


「そっち!? それ、後で私が怒られるんですね……」


「はい」「どうぞ」


「人格」


「いやいや、人格がぐちゃぐちゃになってたら私達一人で楽しく大喜利なんてできませんよ」


「「えへへ~」」


「さて、少しお早いですがお時間のようです。

 司会進行、回答者どちらも私が主人格と副人格に分かれてお送りしました。


 それでは皆さん!

 機会があればまたお会いしましょう。

 それまではしばしのお別れです。


 「ありがとうございました!」」

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