あとがき
今回はIntimidation - Fearlessをお読みくださり、ありがとうございました。読者の皆さんは「脅し」や「抑止力」について、どう思われますか?──必要悪だと思いますか?それともそんなもの必要ないですか?人によって色々な考え方がありそうです。
本作は執筆者である僕の突発的で短絡的な発想をそのまま書き殴ったフィクションであり、良く構想を練らないまま適当に思いのまま筆を走らせたので、設定に無理があったり、言いたいことが理解できなかったりするのは全て僕のせいです。大変申し訳ございません。
まあ結局のところ、伝えたかったことを簡潔に表すとするならば「そっちがその気なら、こっちはこうします。」的な脅し文句って、どんな大義名分があろうとも不快感を覚えますよねってことです。解釈を極限まで拡大すれば、僕を含め、実は意外と皆さんも日常的に他人を脅していたり、脅しを受けていたりはしてませんか?
例えばですけど、お酒の席で上司や先輩といった目上の方にお酒を勧められて、でもお酒は苦手で飲めませんって言ったときに「俺の酒が飲めねぇってのか?」と言われるのは、暗に「俺に従わないならどうなるかわかってんだろうな」って言われてるのと同じですよね...。
他にも、学校で学生に無理難題を押し付けてくる教授が居たとします。そんな教授にどれだけ不満を抱いたとしても、単位取得の可否という学生にとっての急所を握っている教授に対しては、文句を言いにくいですよね?これも立派な「抑止」だと思います。
──いやいや、皆さんがこんなことをしてるんじゃないかと疑ってかかっている訳では決してありません!でも、僕もそうですが、人間である以上、普段の生活の中で知らず知らずのうちに似たような言動を取っていてもおかしくないけれど、そのことに気付いてすらいないようなら、なんて罪深いことだろうと考えただけです。
規模の大小にかかわらず、「脅し」や「抑止力」といった恐怖による他者への支配というのは、どのような大義名分があれば許容されるものなのでしょうか。安全保障?教育?規制?常識?──僕はそこまで深く考えていませんでしたが、皆さんはどう思われるのでしょうか。
一応ジャンルは仮想世界の話としてSFに設定しましたが「いや、これSFじゃないだろ」というご指摘があれば改善致しますので、やんわりと教えていただければ幸いです。
──それでは...!
Intimidation yokamite @Phantasmagoria01
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