銀天街の中にある本屋さん「金月堂」は、キミと私の待ち合わせ場所だった──。懐かしい場所がどんどん姿を消して、あるいは新しい何かへと変わっていく。祖母と一緒に行った本屋やお寿司屋がなくなり、別のお店に変わってしまっていたときの寂しさを思い出しました。でも、たとえその場所が無くなってしまっても、愛しいあの瞬間は自分の記憶のページに刻まれている。思い出を辿る情景が切なくも美しい作品です。
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