さあ、本屋探求の準備は整った。

ファンタジー小説とは何だろう。
剣と魔法が入り乱れ、ドラゴンが巣食うダンジョンを踏破し、誰も見たことがない世界へ羽ばたいて。
そんな必要はない。一冊の《本》があればいい。

どこの古本屋にも一人はいる常連客のような主人公。本を読むのが好きな人ならきっと感情移入しまくる性格の持ち主。
冒険の相棒となるのは一冊の白紙の《本》。これがまた生意気で可愛い奴。
好きな本を思い浮かべて。そいつを擬人化して。さあ、冒険の準備は整った!

《本》が好きなんだな、と思える世界。
書いていて楽しかっただろうな、と読める踊る言葉たち。
白紙の本に好きな言葉を綴るように読めるファンタジーです。
本が好きなら、必読!

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