リハーサル
競技会会場は、ノーザンホースパークです。
この施設は、おそらく全国的にも馬術競技会場として指折りで、全日本の大会も開かれたりします。
普段は観光施設で、多くの観光客がポニーショーや引退競走馬を見にきたりしています。
それは、競技会期間中も一緒です。
後々、そんな環境が、場慣れしていないあーこのピンチを招くのですが、それはまた後ほど。
30日は、10時ごろ会場に到着し、少し休んだのち、12時ごろにインストラクターに乗ってもらいました。
競技会で一番気を使うのは、私はタイムスケジュールだったりします。
何時に何をすればいいのか、きっちり考えないと落ち着きません。スポーツをやっている人は、みなそうかも知れませんが。
今回も、自分は出ないですし、馬装も何もかもやってくれますから、ただおまかせすればいいのですけれど、ずっと時間を気にしていました。
インストラクターは、1時からのフレンドリー競技に他の馬で出るので、その前にあーこに乗ってくれるのです。
もちろん、運動させる必要があるのですけれど、大事なのは、場慣らしです。
初めての場所では、馬は緊張したり、驚いたり、慣れないものを見て暴れてしまったりします。
なので、前日にしっかり本馬場に入れて練習をして、馬に慣れてもらうのです。
この日は運良く馬場を使っている人馬が少なく、思い通りに運動させることができました。
私も何回かシェルで競技に出ていますが、時に、本馬場が混んでいて、数頭で入ったり、順番待ちしたりということもあるのです。
一度も入れなかった時もありますが、シェルのように何度か競技に出ている馬は、なんとかなったりします。でも、あーこは全く初めての場所なので、慣れてもらいたい。
特に、審判席であるボックスは物見しやすいので、よくよく見せておきたい。
私が中に入って、少し動いて、チラチラ動くのも見せておきます。
あーこは、かなり緊張していて、ボロが止まらず。なんと、4回もボロをして、最後は何も出てこない状態になりました。
見慣れてきた頃に、余計に、ゆとりができたのか、物見するようになって、少しソワソワしていましたが、暴れることもなく、順調でした。
経路も回ってもらいましたが、駈歩が途中早めに落ちてしまったものの、問題なさそうです。
今回は、少し馬を前に出していたので、隅角で速度を調整する際に、速歩に落ちてしまったようで、本番は調整するとのこと。どれくらいまで攻められるか、ある程度、練習で試しておいた方がいいですよね。
なので、それで焦ることはありません。むしろ、順調で怖いかも?
かつて大会に出ていた時は、車がないこともあり、泊まっていたのですが、今回はその必要もなく、車を運転して帰ります。
自分が競技に出ていた日々を思い出し、ああ、そういえば、何もすることがないので、ストレッチしたりして、早めに寝ていたよな、などと、懐かしんでいました。
あーこっこクラブへようこそ!〜競技会デビュー編 わたなべ りえ @riehime
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