競技会、そして未来は
順調な前日
22年9月30日。天気は上々。
競技の前日、あーこを競技会場へと運びます。
今回は、他の馬も何頭か競技会に参加するので、馬運車は2台です。
レンタルでインストラクターが運転するのと、業者さんに頼んでいるものと。
競走馬も運べる業者さんの車は、冷房付き、モニター付きの立派な馬運車で、「お客様の馬」ということで、あーこはそちらに乗り込みます。
時に、慣れていない馬は、馬運車を嫌がったりもしますけれど、あーこは落ち着いていて、嫌がることもなくすんなりと乗り、乗った後もとても落ち着いていました。
引っ越しからそれほど間が開いてないので、馬運車慣れしていたのもあるかも知れません。
競技に必要なものをコンテナに詰めて一緒に運んでもらったのですが、自分が出ないということで、かなり荷物が少なくて済みました。逆に忘れ物しているんじゃ? と心配になります。
学生アルバイトを雇っているのもあって、至れり尽くせりで、あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ、と思っていたことは、みな、やってくれていました。
あーこを追いかけて車で会場に向かったけれど、ほぼやることはありませんでした。
ただひたすら右往左往するオーナー、という感じです。
初めて入る厩舎でも、少し緊張はあるものの、それほどソワソワしているわけでもなく、ゴロンしてオガまみれになって、乾草をバクバク食べています。おしっこもすぐにしたようです。
ビニール張の屋根でバタバタうるさい洗い場にも繋いでみましたが、平気なようです。
緊張のあまり、人参も口にできない馬や、ブルブル震えて嘶きまくっている馬もいるのですが、あーこは大丈夫なようで、ほっとしました。
YouTubeで応援してくれているファンの人から、白ゼッケンや白い肢巻、イヤーネットなどをいただいていたので、早速使いました。
本番は、白ゼッケンでなければなりません。せっかく頂きましたが、白い肢巻は本番では使用不可なので、今日の練習に使います。イヤーネットは、ピンクとワインがありますけれど、ファンの方の多数決(?)によって、練習はピンク、本番はワインカラーに決めました。
きっとワインカラーが似合って、ピンクはお笑いになってしまう、と思っていましたが、思いのほか似合っていて、どちらでも良さげでした。
騎乗前は、先日のひっくり返った事件があるので、引き馬で歩かせてからです。
もう大丈夫だろうと思いますけれど、この時の反省から、今もまだ、ずっと引き馬で腹帯を締めてから乗ることにしています。
流石に知らない場所での初騎乗には、多少ソワソワしていましたが、暴れることもなく、問題なさそうでした。
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