猫も歩けば

 春にふさわしい内容であり、ほのぼのする筋でありながらいささかほろ苦い。

 主人公ののんびりした、それでいてきりっとした正義感(?)が穏やかな微笑を誘うだけに最後が切なく盛り上がる。

 必読本作。