全てのロボ好きが夢にまで見た世界がそこにある！

第二章完結時点でのレビューになります！

かっこいいロボットを操縦したい。
乗り込んでみたい。動かしてみたい。

本作はそんなロボット好きの願いをそのまま具現化したような、ロボ好きであれば何度も頷いてしまうような描写に溢れています。

少なくとも第二章完結までの舞台は仮想現実を用いた仮想空間となっており、主人公であるアキラ君も、その仮想空間上でのゲームを通じて様々な出会いや成長の物語が紡がれていきます。

あらすじにもあるようにゆくゆくは現実世界での戦いへと発展していくのかと思いますが、この二章までの仮想空間での展開にもまた、仮想空間だからこその描写がこれでもかと盛り込まれており、ロボ好きのみならず、様々なジャンルのゲーマーやサブカル好きを満足させる内容になっています。

私たちが生きる現実世界でも大分ゲームやバーチャルリアリティの分野は発展してきましたが、実際はまだまだこれから。
本作はそのような現実での〝もうちょっと〟や〝かゆいところに手が届かない〟感への鬱憤を見事に晴らしきる内容で、読めば読むほど自分もこんなゲームで遊びたいと何度も思わされることでしょう。

むしろ、この後現実世界での戦いに発展していったとき、果たして私はこの仮想空間時代をどう思い出すことになるのか……作中の人々と同様、私自身もメンタルクラッシュされないか今から心配です！！

ロボ好きの夢をつめこんだ本作。
ロボだけでなく、ゲーマーやサブカル全般が好きという方にも全力でオススメできる内容です！！

ぜひご覧になってみて下さい！！