「それではまず、アルティメットムッツリドスケベネキさんからどうぞ」

まず一行目のこのセリフが、最高ですよね……パワーワードがすぎる……

ぶっ飛んだキャラクターたちが『物理的に』飛ばしあうやり取りに笑っているうちに、舞台設定までスルッと読ませてしまう技はお見事です。

舞台は、ざっくりいえば、バーチャル会議室と形容すればよいでしょうか。
選ばれた5人の高校生たちが、電脳空間でひとつのテーマについて討論を交わします。
いわゆるワンシチュエーションもので、会議室から動くことはないのですが、
すべて会話劇でおもしろく読ませてしまえるのは、キャラクターの強さと、なにより作者の技量があってこそ……

素晴らしいです……ありがとうございました……