あー、読み終わっちゃった……。勿体ないからちょっとずつ読んでたのに。。

 夢神蒼茫の素晴らしい実話エッセイです。
 都会で雇われ調理師をしていた夢神さんが、一念発起して脱サラ、山陰(なのかな?)でネギ農家になって、最初は苦労するけれど、少しずつ大きくしていって、今や年収2000万以上、しかも2か月ちょいで40万字を執筆するWEB作家になるまでの一部始終が余すところなく記されています。

 もちろん5年間の間には、あんなこともこんなこともあるわけですが(台風とか、融資のトラブルとか)、夢神さんは、めげずに、楽しそうに、軽やかに乗り越えていきます。
 結局のところ、勇気と、信念と、根気と、努力、それを日々地道に実践していくから、ちょっとした運も引き入れて、全体がうまく回っていくのでしょう。

 それは、夢神さんの高いバイタリティあってこそだと思います。夢神さん、おそらくネギ農家じゃなくても、何をやっても一定の成功を収めたと思いますよ。

 どんな業種の方でも学ぶべき点のある名著だと思います。

 これを読めば、スーパーで一本百円のネギを買うたびに、夢神さんはじめネギ農家の皆様の努力に思いを馳せること間違いありません。
 わたくしは、この作品、とてもお勧めです!

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